【Unity】初心者でもできる、誰でもゲーム開発者!
Unityを使うと、誰でも簡単にゲームを作ることが出来ます。
ここでは何回かに渡って、初心者の方がつまづきそうな箇所をピックアップしながら解説していこうと思います。
また、最近では副業としてアプリの開発にも注目が集まっています。お仕事をしながら、週末だけ勉強しても十分ゲームやアプリを作れるようになります。
今回は、Unityとはなにか?どういったことができるのか?どういった知識が必要なのか?
このあたりを理解しながら進めて行きましょう
Unityとは?初心者にも簡単にゲームが作れるわけ
Unityとはマルチプラットフォーム対応のゲームエンジンです。
ゲームエンジンというのは
- 描画:画像の表示
- サウンド再生:BGMや効果音を鳴らすことができる
- UI(ユーザーインターフェイス)管理:ゲームでのボタンなど
- データ作成,管理:ゲーム内のデータ保存など
などを簡単に作ることができる「ゲームを作るための統合開発環境」のことです。
プログラムに馴染みがないひとや、イラストはかけるけど、ゲーム開発経験はない、という人にとって、とても頼もしい存在なのです。
どういうことができるのか?
ゲームエンジン自体は複数あるのですが、Unityとはどういうことができるのでしょうか?
Unityは、いわばどんなゲームでも作れることが出来ます。アクションゲームもRGPもアドベンチャーゲームも、あらゆるジャンルのゲームを作ることができるのです。
これだけを聞くと、Unityは万能のように見えますが、もちろん弱点もあります。
それはいわゆる器用貧乏状態になりがちな点です。
例えば、以下のようなことが考えられます
作りたいゲームのジャンル | ゲームエンジン |
RPG | RPGツクールシリーズ |
アドベンチャーゲーム | 吉里吉里 |
3Dゲーム | UnrealEngine4 |
とそれぞれに強いゲームエンジンというのが存在します。もし、ジャンルが決まっているのであればそれらのゲームエンジンで作る方がかなり簡単です。
しかし、Unityの市場は未だに広がりを続けています。それはなぜなのでしょうか?それにはいくつかの理由が存在します。
マルチプラットフォームが強すぎる
現在、コンシューマーゲームに限らず、スマートフォン向けやPC向けなど、様々な遊び方が存在します。そうなってくると、開発者としては、権利の関係などに問題がない限り、あらゆるプラットフォームで遊んでもらえるようにしたものです。
しかし、その負担というのは企業側の努力で補われていました。最近でこそSwitchとPS4で両方遊べるようになっていたりしますが、昔はなかなかそういうタイトルはありませんでした。
というのも、それぞれのプラットフォームで別々に開発する必要があり、大きな会社ですら、自作のライブラリでなんとか対応できるレベルでした。小さい会社ではライブラリの開発メンバーが確保できない場合、1つのプラットフォームで出すことしか出来ないこともよくある状況でした。
そういった状況を変化させたのが、Unityのようなマルチプラットフォーム対応をしたゲームエンジンの存在なのです。
アセットストアが強すぎる
Unityには、Unityアセットストアというものが存在します。これは、ゲームを開発する上で必要になる画像や音楽などを購入して利用することができるというものです。
また、ゲームに使う素材以外にも、すでに出来上がっているゲームのテンプレートや、エフェクト用のツールなど、とにかく種類が多くあります。
このアセットストアにはUnityをカスタマイズすることができるツールも存在し、それらを使うことでアドベンチャーゲームを簡単に作れるように早変わりをしたり、非常に便利なものまで存在します。
ゲーム開発に慣れていない時期は、アセットストアで一度完成品を購入してみて、どのように作っているのかを観察するのがおすすめです。とても勉強になりますよ。
解説サイト・情報が多くて強すぎる
またUnityの解説サイトや、ノウハウがネット上でも書籍でもたくさんあります。これは、無料版のUnityでのやれることがPro版とほとんど変わりがなく、一部制限を除いて、ほとんどのことができるため、愛用する人が増えた結果だと考えられます。
UnrealEngineという3Dゲームに強いゲームエンジンもあるのですが、そちらに比べて、かなり早い段階で無料版の拡充を行いました。普通に使う分には起動時のロゴが出る以外はほとんど気にならない程度にはなんでも出来ます。
いち早くゲームエンジンとして知られることに成功した結果、多くのユーザーとその解説サイトが作られ、より盤石になったと言えます。
習得後のメリットが強すぎる
最後にUnityを使えるようになると、お仕事に困りません。
正社員はもちろんですが、フリーランスとしても、Unityのみで食べている人はかなりの数います。というのも、実務レベルで使える人がまだまだ不足している状態なのです。
Unityが便利ということに気づいて、Unityをベースでゲームを作ったところが、メンテンナンスや次のゲームを作るのに、更にUnityエンジニアが必要になる、というサイクルに入っています。
ただ、実際の現場を見るかぎり、ほんとうに基本さえ抑えているだけで通用するようなところが多いです。
もちろん会社内でのルールなどが存在するので、実際の業務ではそのあたりの習得も必須になります。
それを差し引いてもUnityでのやれることというのは大変魅力的です。
会社にもよりますが、新人に近いUnityフリーランスの人でも、月50万ぐらいはもらえています