就活準備の身だしなみチェック。誰でも出来るルックスアップのFACE
就職活動において、ES対策や面接の対策はとても重要ですが、それよりさらに気をつけるべき点があります。
それはルックスをよくすること!
コレだけを聞くと「イケメンじゃないとダメなんでしょ?知ってた」と思う方がたまに居ますが、そうではありません。普段の生活から心がけるだけで十分対策が可能なのです。
今回はルックスの重要性と、どのような対策が必要になるのかをお話します。
キーワードは「就活生のFACE!」
目次
就活準備の身だしなみの必要性とルックスが重要な理由
就職活動において、ルックスが重要な点についてはいくつも理由があります。
面接時の印象をよくする
これは当然なのですが、面接官も人間です。それに面接時にまず服装や顔を見ます。
「ここで面接では内容の方が重要」と訴える人がよくいるのですが、実際の面接ではまず身なりや服装を見ます。
重要なのは、とてもイケメンになることではなく、問題がないというレベルに落とし込むということです。
最初の仕事は接客・営業がメイン
また、総合職や一般職で配属された場合でも、最初には接客や営業にかかわる仕事をさせられることが多いです。
これは職歴や職種とは関係ないことがほとんどです。
そのため、社外の人に出しても恥ずかしくないかどうかを判断されることがあります。
あなたを評価するのはこの先10年は一回りも二回りも上の世代の人たち
これは就職した後にもいえますが、あなたを評価するのは常に年上の人です。もちろん年下の上司というパターンもありますが、大多数は年上の方になります。
また、さきほど言った営業での出向先も、現役をリタイアした高齢の方へのアプローチが多くなります。
そういうときに、目上の人が不快に思わないかどうか、という視点で気をつける必要があります。
以上の様な点において、ルックスというものが重要視されています。
ただ、繰り返しますが、イケメンである必要はありません。
就活生の身だしなみをチェックする5つの「FACE」
なぜ就活生にルックスが大事なのかということは分かりました。また、それはイケメンであるとか、容姿が重要というわけではありません。
今回は5つのポイントに絞ってお話したいと思います
FACEその1:Fashion(服装)
ここでのファッションというのは、カッコイイ・かわいい服を選ぶというわけではなく、いかに着こなすための努力をするかということ。スーツというのはとてもめんどくさい服です。クリーニングに出していなければすぐシワが目立ちますし、シャツもアイロンがけをしていないと丸分かり。
袖や裾も長さが整っていないと不恰好に見えますし、ネクタイの締め方も出来ていなければ目立ってしまいます。また、TPOにあわせたデザインを選べているかも重要です。
ある程度着慣れていないと隙だらけの服装なのです。
なので、就職説明会や学校なんかの勉強会があればできるだけ着慣れる努力をする必要があります。
もちろんメンテナンスを含めての練習です。
就職活動が本格的に始まると、着る回数も増え、クリーニングやお手入れの練習が出来ていないと、かならずボロが出ます。
たまに就活セミナーなどで1人だけスーツ着てきてるwwwとか言っている人がいますが、人生の山場を迎えるために練習している人を笑うような人は無視して大丈夫です。
むしろそういう風を栄養に変えて、自分を成長させましょう。
FACEその2:Action(癖・うごき)
2つ目はアクションです。これは、自分では客観的に見れないことが多く、可能であれば就職課や頼める友人から指摘を受けるべきでしょう。
具体的には
- 立っているときに、まっすぐ出来ず、左右にふらふらしてしまう
- 普段口が半開きになってしまう
- 人の話を聞いているときに手やペンなどで遊ぶ
- 人の目を見て話ができない
- 必要以上の手振り・ジェスチャーをしている
- 背筋がまがっている
その他にも個性的な動きをしていることが人によって様々な癖を持っています。
お互いに注意し合って、見つけてから普段の生活の中で出さないように心がけましょう。
こんなことで面接を落とされるのですか?と思うかもしれませんが、もちろんそんなことはありません。
ただ、面接官によっては不快に感じる可能性があります。
自分から減点される可能性のある行動をわざわざする必要はありません!
癖になっている行動を直すのは、かなりの根気が必要になるので、早めに自分の動きを見極めて対策をしましょう
FACEその3:Cure(治す・健康)
3つ目は病気などにならないようにすることです。また、病気に限らず健康な状態を維持することが重要です。
これに関しては、就職活動に限らず、常に意識をする必要がありますが、就職活動においては、面接日など外せない日程が待ち構えています。
もちろん不測の事態で日程の変更は可能ですが、面接を行っている期間というのは他の人との時間の奪い合いです。可能な限りはじめに確保した日にちにいけるようにするのがベストです。
対策としては、治療と予防になります。まず、現在かかっている病気や通院が必要なものをあらかじめ把握します。完治が難しいものに関しては、好不調の波などを把握して、自分で可能な限りコントロールできるように心がけましょう。
予防に関しては、
- 手洗い
- うがい
この2点を徹底することです。大学生の人と話をしていて、この基本の2つが出来ていない人が多くてかなり驚きました。
また、社会人でも出来ていない人がいますが、こういう基本的なことをせずに、本番で泣きを見ることが多々あります。プリンターは卒論提出前に壊れるように、面接前に寒気を覚えることを何度も目にして来ました。
実際にはプレッシャーでの不調が多いのですが、少なくとも体調側さえ整えていれば、面接会場への行けます。面接への緊張に関しては、別途模擬面接などを行うことである程度緩和することが出来ます。
FACEその4:Etiquette(エチケット・身だしなみ・マナー)
4つ目はエチケットを心がけることや、身だしなみ・マナーに気を配るということです。
例えば髪や眉毛が長すぎたり、ぼさぼさの状態なのは不潔なのでもちろんNGです。
男性であればひげのそり残しや伸ばした状態にするのも論外です。
その他にも、
・寝癖
・睡眠中のよだれあと
・目の汚れ・目垢
・鼻毛のお手入れ
・爪の長さ
・周りに影響があるレベルの口臭・体臭
などなど
言われると当たり前と思うようなことばかりです。
これらのすべてに該当している人は確実にやばいですが、完全にクリアしているという人も多くは無いはずです。
もちろんこれらのほかにも色んな場所に目を向ける必要があります。
例えば自分の靴は汚れているかどうか、見ずに分かりますでしょうか?
普段から、履く前に汚れていないかをチェックしたり、定期的にお掃除をしていない限り、普段意識していないことが多いと思います。
また、髪を切るのが面倒で伸ばしているという人もいますが、人生のかかっているといっても過言ではないような場面で、しっかり出来ないような人は、面接官もそのように判断するでしょう。
注意するポイントは人それぞれになると思いますので、自分でチェックリストを作成して、日ごろから意識する努力をしましょう。
FACEその5:Face(顔つき)
最後は顔つきです。ここでも、やっぱり顔かぁ・・・と思う人が居るかもしれませんが、もちろんそうではありません。
ここでの顔つきというのは、顔にある表情筋やシワののことです。
不思議なもので、人相というのはその人の大部分を思いのほか表します。
実際普段から良く笑っている人は口角の向きが上向きになりやすく、頬の筋肉が発達しやすくなっています。筋トレをすれば筋肉がつくのと同じで、日ごろの使い方で表情筋も変えていくことが出来るのです。
表情筋だけではなく、お肌も良く使う部分にはシワがよりやすく、普段から笑顔の人ほど目尻などにもシワがよりやすくなります。
普段から活動的な集団生活をしている人にとっては、自然と感情表現をすることが多くなると思います。そういう人の表情というのはとても豊かで、分かりやすいですよね。
逆に日ごろから誰とも接することが無く、感情表現の乏しい人というのは顔の筋力が衰えやすくなってしまい、話をしても何を考えているのかが伝わりにくくなってしまいます。
歩かない人の足の筋肉が衰えるのと同じ原理ですね。
ちゃんと就職活動が出来ていない人はこういった機会が少ない傾向に陥りやすいです。
ただ、日ごろからのトレーニングで、これらも対策可能です。
お風呂場で
・頬を上げる運動を1分
・眉毛を上げる練習を1分
・口角を上げるトレーニングを1分
慣れないうちは指で補助をしながらでも大丈夫です。
こういう練習を2~3ヶ月も続ければ明らかに変わってきます。
まとめ
就活生にとって、ルックスは非常に重要ということがわかりました。
また、「就活生のFACE5箇条」を日ごろから取り組むことで、きたる就活激化シーズンへ万全の状態で望むことが出来ます。
もちろんこれら以外の面談のテクニックや筆記試験対策も当然必要ですが、同じぐらい重要になります。
自分のルックスの悪さを開き直る人も中にはいますが、このぐらいの身だしなみや表情のトレーニングもせずにすごしている人が大半です。
どうか、FACEを覚えて、厳しい就活を乗り越えましょう