就活で内定辞退は悪くない。本命で全開を出す努力をする!

2021年10月8日

就職活動で「内定を辞退することがよくない」という風潮がありますが、果たしてそうでしょうか?
就職課などでもそういう指導をするところがいくつかありますが、自分でよく考えてください。
本当にそれで良いでしょうか?

就活で内定辞退は悪くない。本命で全開を出す努力をする!

まず、内定を辞退することは全く悪くありません。逆に企業からしても、優秀な人材というのは引く手あまたということを理解しています。
就活を正しく戦えている人ほど内定辞退は起こるのです。それは、面接を経験することこそが最高の経験値を得られる場所だからです。

企業との面接は最高の経験値

就職活動の最終目標というのは、自分の第一志望の企業に合格することです。しかし、それだけを目標にするあまり、他の企業の面接をしなかった場合どうなるでしょうか?
すでに模擬面接などで練習している人は気づくと思いますが、緊張で喋れるわけがありません。見知った人との模擬面接ですらあのたどたどしいやり取りになってしまうのに、本番の、しかも自分の一番希望している企業で緊張しないわけがありません。

仮に模擬面接をバッチリしていたとしても、集団面接で、他のツワモノ就活生に気圧されたり、圧迫面接で頭真っ白になったり、自分の実力も魅力も出せないかもしれません。

もし本当に第一希望の企業の内定を取るつもりであれば、本番までに最低でも5回は企業との面接を行っておく必要があるでしょう。5回でも少ないぐらいですが、ある程度数をこなすことで、パターンや、独特の緊張感になれることが出来ます。

もちろん一発合格できるという自信があれば構いませんが、多くの人は初回はまともにしゃべれないことが多いです。喋れないどころか、緊張のあまり思ってもないようなことを喋り、ゆくゆくは辻褄が合わなくなり、まったく魅力が伝わらないまま面接終了となるでしょう。

本命の企業までの経験値を得るために、他の企業の面接という最高の経験値を得ないのは損以外の何者でもありません。

本命の企業以外も全力で選ぶ

滑り止めや練習で受ける企業も真剣に選んでいない人が多いです。就活時期というのは本当に取り返しのつかない時期なのです。なので、仮に練習で受ける企業だとしても、同じ業界・同じ業種などしっかりと業界と企業研究をしておく必要があります。これは、本命の企業を選択した理由と同じであるのが望ましいです。でなければ、志望動機や自分の話すことの練習にもなりません。

滑り止めとして内定をもらった場合も、自分のやりたいこととずれていては全く意味がなくなってしまい、後悔しか生まれないでしょう。

第一志望以外の企業も、なぜ選んだのかを明確に自己分析を行うことで、結果的に第一志望の同期も色濃くなります。消極的な意見ではありますが、仮に滑り止めで入ることになったとしても、調べぬいた企業であることに変わりはないので、ある程度納得が出来ます。

外野の意見に惑わされない、自分の人生を第一に考えよう

未だに内定辞退を快く思わない人はいくつか存在します。お互いのために情報交換ができる相手であればいいですが、可能な限り外部に漏らさない方が良いです。

就職課に惑わされない

内定取得後、就職課などに報告を促すところがあります。内定報告だけで済むところもありますが、中には他の就職活動を止めさせるところがあります。これは、大学の名前で内定辞退を出したくないという思惑があります。

学業専念や、内定率などを確保したいため、押しに弱い人にプッシュすることがありますが、全く気にする必要はありません。報告義務なども従う必要はありませんし、企業に情報をリークされるわけでもありませんので、足かせに感じるのであれば、就職課を利用しないのも手の一つです。

悪友に惑わされない

一定のランク以下の大学にありますが、足を引っ張りたがる人というのはいます。内定が決まったことで、逆恨みをされたり、自分がうまく行かないことを妬むような人もいます。
就職活動が始まったら、ある程度信頼できるコミュニティー以外には内定結果などを公開せず、本命企業にだけ集中するようにしましょう。

自己研鑽の時間なども平気で食いつぶされることがありますので、就活時期の交友関係は本当にデリケートに扱ってください。

リクルート業界に惑わされない

2019年8月頃に某リクルート社が、内定辞退をした学生の情報を企業に渡すというありえない個人情報を漏洩していました。これはかなりの大問題なんですが、学生側が理解できてない人が多いのか、学生が甘く見られてるのか、思ったより大事になっていません。

しかし、逆を返すと辞退者が増えているため、多めに人数を確保する必要があるという現状を表しているとも言えます。少なくともしっかり準備をしている学生側にとっては有利に働いていると言えるでしょう。

今後は販売などをされないと思いますが、リクルート用のサイトなどにも必要以上に情報を開示しないように心がける必要があるでしょう。しっかり自分で情報整理をして、万全の状態で面接を受けられるようにしてください。

まとめ

内定辞退が悪いかどうかについてお話しましたが、一度の人生、自分を大事にすることに集中してください。また、内定辞退から引き起こされるその他の惑わされる要因があることもわかりました。

自分のまわりはいいやつばかり、と思っている人が多いと思いますが、人生の中でもかなり大きな分岐点に入ることをもっと自覚してください。一人で戦い続けるのも厳しいですが、ちゃんと信頼できる人を見極め、コミュニティーを作るようにしましょう。

企業も優秀な人を確保するために必死なのは間違いありません。(じゃないと情報買ったりしません)
自分の価値をしっかり高め、本番の面接で実力を発揮できるという最大の目標に向かって努力しましょう!